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相馬野馬追

投稿日時
13th September 2018

5月シドニーのArtsite Galleriesで最新の作品「青ヶ島」を展示しました。この展覧会はシドニーの「Head On Photo Festival」の一部でしたから、ほかの展覧会も見に行きました。

一つの展覧会はTown Hallの近くにあるキノクニヤでありました。そこで日本人写真家高杉記子さんが福島県の野馬追祭りの侍を撮った美しい写真を展示しました。2011年の津波と原発事故のあと住人が避難して、その祭りも行われませんでした。彼女の作品を通して、彼らの失われたアイデンティティを感じることができます。

記子さんとちょっと話して、彼女はPlace Mの瀬戸さんの友人であることに気づきました。Place Mは私の展覧会のプリントを作った暗室です。もうちょっと話して、私は記子さんと一緒に今年の野馬追祭りを訪ねることになりました。

この祭りは3日間行われました。馬に乗った侍の行列、甲冑競馬、それに神旗争奪戦がありました。毎年多くの観客を引きつけるスペクタクルな催しです。男性の侍も女性の侍も甲冑の装飾はとても凝っていて、馬と侍の絆の強さがはっきり見えました。

記子さんのプロジェクトの被写体は特に小高区の侍です。そのおかげで、小高神社で裸馬を捕らえて、神社に奉納するというイベントも私は記子さんと一緒に見ることができました。

記子さんは8年間このプロジェクトに取り組んでいて、津波から十年目の2021年に向けて、このプロジェクトの新しい本を制作するつもりです。

記子さんと私は今、彼女のプロジェクト、野馬追、小高侍を紹介するビデオを共同制作することを話しています。来年の野馬追祭りで映像撮影をする予定があります。最新情報をここでチェックしてください!

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