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虹の泉

投稿日時
29th November 2016

友達のフロリアンと廃墟ツアーの途中で、すごく面白い作家の作品を突然見つけた。

奈良県で廃校を探しながら、運転している時に松阪市の外れの静かな道で何かが目に留まって、すぐに車を止めた。

そこにはさんごの塔みたいなものが壁に囲まれた場所から突き出ていた。その前にテーブルがあって女性がくつろいで座っていた。この場所はどんな所がわからなかったけど、テーブルの上に「入場料¥500」と書いてあるのを見つけた。私はフロリアンを車に残し、お金を払って、パンフレットを笑顔の女性からもらい、中に入った。

虹の泉は東健次さんのライフワークだった。1978年から亡くなる2013年まで、東さんは大量の緻密な陶器を作って、それらをきれいに並べて、宮殿のような空間を生み出した。ある作品は頭の上に迫りくるが、全ては小さい部分が絡み合ってできている。細部まで素晴らしい。

訪問客はお金を払うと、自分のデザインを粘土で作り、焼いてもらうことができる。そのデザインは一つの壁の一部になる。これまでのデザインは死者への祈りからアニメと漫画のキャラクターまで様々だ。

山と森と静けさに囲まれているので、空間全体を歩くと気分がとても落ち着いた。ほかの訪問客は現れず、数台の車が通り過ぎただけだった。

場所の雰囲気を楽しみたい時は、いつもハッセルブラッド500c/mを使う。そのカメラにポートラ160を入れて12枚撮って、名残惜しく出口に向かった。先ほどの女性とちょっと話した後、作家の奥さんだと気づいた。作家の遺言によって、今は奥さんが虹の泉を管理している。

残念ながら、日が沈み、次のロケーションへと旅を続けた。奥さんともっと話せればよかった。いつかまた行って、美しい細部をもっとじっくり見たい。人里離れた場所で虹の泉を見つけられてすごく嬉しかった。

It doesn’t show up easily when searching google maps, but fortunately Florian was able to find it again for me. You will definitely need a car to visit it, but it can be found here. If you’re in the area it’s without a doubt worth the pilgrimage, and I hope more people find their way there to appreciate something absolutely unique.

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